昔の映画

Posted by eitaro on 2014年4月12日 in 未分類

「昔の映画にこんなのがあった・・・」
 ある人がハーフマラソンに参加した。その人は忠(ま)実(め)な性格だったから転んだときの薬とか包帯だとか、急に喉が渇いた時の経口補液だとか、貧血になった時のゼリー飲料だとかを一杯用意した。そして当日、準備万端でその人はスタートした。
 その人は問題なくどんどん走れていた。でも、暫くすると道端で蹲っている人を見つけた。その人は人が良かったからその人に声を掛けた。蹲っていた人が怪我をしているんだって知ったその人は、自分の持って来た薬で治療してあげた。怪我した人は喜んだ。

不思議そうに

Posted by eitaro on 2014年3月11日 in 未分類

志藤ってさ、未来予知できんの?田中が喋りかけてきたので、ああ、あの事なんじゃないかと思ったから返事を先に口に出してみたところ、そんな風に不思議そうに彼は言った。

そんなに驚く事なのだろうか。って思ったけど、今日この日と、お前という人間から連想されるのは、たった一つに決まるだろう?って説明したのに納得が行かないようだった。

あー、そうだよねと理解した様に装ってはいたけど、まだ彼は怪訝そうな表情を続けていた。昔もこんな事があった気がする。あの時も理由を説明しても結局、分かってくれなかった。

いつも

Posted by eitaro on 2014年2月23日 in 未分類

だから、僕はいつも大変だ。僕は『いじられキャラ』で通っている。もちろん、希望してではない。他人に合わせて適当に人間関係をこなしていたら、いつの間にかそういう事になっていた。去年の文化祭あたりからそのっキャラは固定された。いじられキャラは、いつも他人の期待に応えることが求められる、最も面倒くさいタイプのキャラで、いつもすぐにでも止めたいと思っているのに、周りはなぜか止めさせてくれない。学校と言うのは、本当に残酷な社会である。

本当の楽しさ

Posted by eitaro on 2014年2月14日 in 未分類

「歴史の本当の楽しさを教えたい」そう言って、一年間かけて世界史の教科書のたった20ページしか授業をしなかった。ほとんどの生徒は無視して内職をしていた。ゆっくりとしか進まないくせに、テストではしっかりと他のクラスと同じスピードで進んでいくテストには、もちろん知らないどころか国も年代も違う内容ばかりが出て、タイムスリップした気になったのを覚えている。そんな感じだから、しっかり授業を聴いている生徒よりも内職をしている生徒の方が成績が良かったりした。

二度手間

Posted by eitaro on 2014年1月30日 in 未分類

生徒会室のどのPCを使ってもお互いが何を調べたかを把握して、二度手間にしないようにする。そうしているんだろう。まあ、確認のためにもう一度見るから3度手間にならないようにが正確か。まあ、どうでもよいけど。30分くらいも経つと、全員がもう出し尽くした。という感じになった。「じゃあ、そろそろ止めようか。『共有フォルダ』にコピーして」各自自分の集めだ情報を共有フォルダに入れる。ここからは博人の仕事か。「じゃ、フィルターかけて、重複消して」とサクサク進めていく。

各教室で

Posted by eitaro on 2014年1月13日 in 未分類

5キャラが5レベル程上がった頃、各教室で投票が行われた。専用の紙にボールペンで記入して、選挙管理委員会の用意した鍵のかかった貯金箱のような金属製の箱を学級委員が持って回って、中が見えないように2つ折にした回収していく。「本当に副会長になっちゃうんだー」とか呼春が言ってきたけど、「まあ、最初はなりたくはなかったけど、どうせなら利用してみたいと思いまして」「言い方が嫌な奴っぽいよ、優己」って嗜めた後、「頑張ってね、ヒーローさん」だってさ。

迷惑サイト

Posted by eitaro on 2013年12月31日 in 未分類

ストーカーの作っている「迷惑サイト」に、追加で他の人間の「盗撮写真」もアップさせるとか、本当にリスキーだ。「ああ、俺も危ないって思うよ」あっさり認めた上で続ける。「他に方法ある?」残酷な真実が告げられた。優しい虚構に逃げたくなる。でも、逃げるわけにはいかない。その「禍根が存在という理不尽な状況」だとしても、俺のせいではあるのだから。やらなくてはならない。「ということで、まず俺がなんとか犯人見つけっから、後はそいつらにアップさせようぜ?」

言い訳

Posted by eitaro on 2013年12月13日 in 未分類

これまで、確かに他人よりも良い生活を送ってきたかもしれない。だって、学校も予備校も特待生。全国順位はどんどん上がる。当初の志望校はA判定。後は確実に合格できるようにしたら、自動的に首都圏の国立医学部に合格することができる。いやー、楽勝楽勝。なんていう生活をずっと送ってきた。まあ、だからこんなことがあってもまあ良いか、ってなる。好きなことを好きなだけやってるんだから良いかって思う。って、なんか言い訳臭いな。

僕が死んだ日

Posted by eitaro on 2013年11月28日 in 未分類

自分自身を把握する為のこの日記だが、埋められない日が一日だけあった。ほとんど同じ記憶でも、全部が全部一致している訳では決してない。かなり似ていると言われるだけで、繋がってはいないのだ。

我が家の場合は、夜寝るときに全身がスキャンされ、記憶と身体の情報が残されることになる。だから、彼が最後にこのベッドで寝ていた時から、僕が覚醒するまでのおよそ一日の記憶が抜けているんだ。

確かに、彼が翌日の何時頃まで生きてたか、それが分からないから、それがたった数時間なのか、目一杯二十四時間なのか、それは誰も知る者がいない事なのだった。

怪訝そうな顔

Posted by eitaro on 2013年11月10日 in 未分類

お前ってさ、未来でも分かんの?山口に話かけられたから、あ、あの事なんじゃないかと思って返答を先読みして言ってみたら、そんなことを驚いた顔で彼は言った。

それほど不思議なことなのか?って思ったけど、だって、その日付とお前っていう組み合わせから連想されるのは、たった一つに決まるだろって丁寧に説明した甲斐なく今一納得出来ない様だった。

ああ、そうかと分かった体を装ってはいたけど、まだ彼は怪訝そうな表情を緩めなかった。以前もこういうことがあったような…。あの時も確か説明しても結局、分かってくれなかった。

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